や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

ZUNTATA V.C.O.シリーズ紹介

iTMS-JZUNTATAが登場したわけだが、ZUNTATAレコード立ち上げ前のサイトロンレーベル時の作品はいまだリリースされておらず、今後も登場するかどうか微妙である。
ここでは、iTMS-Jに登場したらいいなあ、という願いも込めて、サイトロンレーベル時代の後期というか末期のZUNTATA V.C.O.シリーズの全作品を紹介。というか全て集めていたことを今日初めて知った。

レイフォース

レイフォース

レイフォース

いまだに語り継がれる傑作。コイン投入からステージ1導入までの流れがもう完璧で、筐体から流れる楽曲に一発で心を奪われてCDの発売を待ち焦がれた記憶がある。
ブックレットは2冊あり、一冊は主人公のアンドロイドのレポートという設定による各曲のイメージ解説。もう一冊は年表とブリーフィング資料の形式で書かれたレイフォースの設定資料集。この設定資料集はレイフォースの世界を知る上で欠かせないものとなっており、そういう意味で貴重な資料といえる。

ライトブリンガー

LIGHT BRINGER

LIGHT BRINGER

クォータービュー形式のRPG風アクション。ファンタジー世界が舞台であるためか、オーケストラ風の荘厳にして重厚なサウンドは聴き応えがある。
サントラではあるのだが、ところどころでナレーションやセリフを挿入することでサントラ全体が一つの物語のような構成となっている。面白い試みだと思うが、余計なノイズが入っていると感じる人もいるかもしれない。
ブックレットには作品全体のストーリーを辿った小説が掲載されている。オフィシャルな内容かどうかは不明。表紙デザインは出渕裕(だったはず)。

カイザーナックル

カイザーナックル

カイザーナックル

タイトー初の本格的な対戦格闘。各キャラをタロットカードに当てはめ、そこから楽曲を構築するという手段が功を奏したのか、各曲は単にキャラのイメージを表現しているだけでなく曲のジャンル自体がキャラごとに異なっており、非常にバラエティに富んだ内容となっている。
格闘ゲームといえばボイス集なのだが、本作にはそれがなく、その代わり作品中の音声やSEを使用したミニドラマが収録されている。ここにはボツ技のボイスも入っているようでその辺は貴重。
ブックレットには作曲者による各曲の解説があり、曲だけでなく効果音の解説もあり面白い。当時の開発機材も明らかにされている。

ダライアス外伝

ダライアス外伝

ダライアス外伝

この作品もステージ1の曲に魅かれた。シューティングらしからぬ落ち着いた曲調の中、聞こえてくる「Close your eyes.」という歌声には驚いた。また、ステージクリアに合わせたかのように曲調を大きく変えてくるところや、サビ突入に合わせてボスが登場する最終ステージなど、ゲーム中の展開と楽曲の展開がシンクロする演出がもっともハマっていた作品である。
ブックレットはユング心理学の用語説明となっており当時話題に。初回特典としてついてきたジャケットデザインを変えるシート3枚の使い道は如何に。

バブルシンフォニー

バブルシンフォニー

バブルシンフォニー

バブルボブル」から数えてシリーズ3作目。メインテーマである「絵本の中には」に代表されるように、非常にメルヘンチックなサウンドである。また、アレンジバージョンでは杉並児童合唱団が歌っており、ただでさえメルヘンな楽曲がさらにメルヘンになり、汚れきった心が浄化されそう。
ブックレットにはなぜかZUNTATAメンバーのイラスト集が。

エレベーターアクション リターンズ

サントラが見つからなかったので移植版を。

エレベーターアクション リターンズ

エレベーターアクション リターンズ

この作品もステージ1の曲に魅かれた。初代「エレベーターアクション」をリスペクトしたステージ1で流れる落ち着いた感じの曲がやけにアダルトなムード。このCDもサントラなのだが、映画予告編を思わせる曲やキャラのイメージ曲であってゲーム中の曲ではないと思われる曲が入っており、全体の構成もストーリー仕立ての4部構成になっていたりしてコンセプチュアルなものになっている。
余談だが、同時期に出た「アルカノイド リターンズ」がまだサントラCD化されていないのは残念だなぁ。「エレベーターアクションリターンズ」と同様やけに大人っぽい曲もあったのだが。

デンジャラスカーブス

Amazonでは見つからず。未プレイなのでゲームに関して語ることはできず。
ZUNTATAでは珍しいヒップホップとレイヴを中心としたサウンド。実は「リッジレーサー」の影響を受けているのではないかと思われるがそういう勘繰りは失礼だろうか。
なお、後に「電車でGo!」で活躍するZUNTATA J.A.Mはこの作品がデビュー作であり、怪しいラップを聴かせてくれる。

パズルボブル・逆鱗弾 他 〜WELCOME TO THE karu. LAND〜

Amazonでは見つからず。この中では逆鱗弾に思い入れがある。ゲーム自体はそれほど大したものでも無いのだが、サウンドの透明感は「レイフォース」に通じるものがあったけどそれほど話題にならず。「パズルボブル」の曲は全編ずっと同じものが流れていたので記憶に残る。
その他の作品とはプライズマシンの「カプリチオ」なのだがプライズマシンはプレイしないからなぁ。