や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

ブレスオブファイア(1)

Nintendo Switch Onlineに加入すると無料でファミコンスーパーファミコンのソフトが遊べるようになり、IIが配信されたので遊んでみた。

タイトルは聞いたことがあってもシリーズ通して縁がなく、完全未プレイではあったものの言うてもナンバリングで6作までリリースされたシリーズ。少なくとも凡作ではないだろうと思いながらプレイした。果たして、1作目ながら良い方向に個性的な作品だった。

やたらとカプコンをアピールしてくるところが印象的だった。イベントで春麗が出てきたり通貨単位がゼニーだったり会心丹、原始肉といった他作品でおなじみのアイテムの存在など、シューティングにおける「バース」並にカプコン感が押し出されていた。

戦闘時のランダム性がほとんど無いことも印象的だった。行動順はパラメータに応じて固定されており、他作品のようにランダム要素で行動順が前後するようなことはない。ダメージ値も2種類くらいしか無い。そのため戦術はかなりパターン化できる。

回復魔法を選んだとき素早さに関係なく最初に行動するところが良い。優しい。ピンチのときに手を差し伸べてくれるシステムで好感が持てる。

ボスキャラには根性値が設定されており、体力を0まで減らしてもすぐ倒せるわけではない。ボスによっては初期体力以上に粘ってくるのでそういうときはなまじっか体力ゲージを表示しているだけに余計に心を削られる。

その他にも細かいカスタマイズが可能なUI、上手くやれば強力な回復アイテムが入手できる狩り、単独では微妙な強さでも強力キャラと化す合体など、手堅くまとまっていながらなかなか個性的な仕様が揃っており楽しめる内容だった。

これならシリーズ化されるのもうなずけると確信して直後に2作目に着手するのだが、2作目は1作目とは異なるタイプのクセがあるのだった。