や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

腕利きプログラマーは遊びの遺伝子継ぐ

ゲームハードの開発というのは非常に厳しい仕事で、あらゆるゲームに対応できる汎用的な操作デバイスを持つ必要があるのだが、同時にソフト開発者の発想をくすぐるようなプラスアルファの機能が必要になってくる。
任天堂ハードの系譜では以下の通り。
FC(十字キー)→SFC(LRボタン)→N64(3Dスティック)→GC(なんだろう)
とはいえ、あまりにもプラスアルファの部分が大きすぎると、ソフト開発者がついてこれなくなり、バーチャルボーイのような悲劇を生み出してしまう。私は、バーチャルボーイの売り上げ的敗北はカラーにしなかったことだと思っている。バーチャルボーイワンダースワンを見る限り、横井軍平氏は、本当にゲームの面白さを理解している人だからこそ、ハードウェアのカラー化にあまり興味がなかったのだと思う。バーチャルボーイの3D機能やワンダースワンの縦横画面を生かしきれなかったというのもあると思うのだが、カラーの携帯ゲーム機がすでにちらほら出てきていた状態で、白黒で挑むというのは、第一印象としてマイナスである。ゲーム性は勿論大事だが、見た目も大事なのだ。
それはさておき、DSはその辺の反省をちゃんと受け止めていると思う。GB、GBAとの互換性確保は保険だと思うが、タッチパネルの採用は携帯ゲーム機の操作デバイスとしてはアリだと思う。というか、操作デバイスとディスプレイが一体化している携帯ゲーム機だからこそ実現できるデバイスだ。
あと、ネットに慎重なところのくだりだが、多人数でゲームをプレイしているときというのはゲームだけをしているのではなく、会話もしているのだ。そこにコミュニケーションの面白味があり、任天堂のハードはそこを大事にしているように思う。画面越しのコミュニケーションではなく、隣でプレイする友人とのコミュニケーションを大事にする任天堂の姿勢は、再評価されても良いと思うのだが。