や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

Transformers

予告編から嫌な予感がしていたものの、思ったよりもサイバトロン/デストロンの面々の会話が多かった。
前半はイケてない少年の成長を描いた青春白書という感じのもの。どんな感じかというと・・・アレだ。「超能力学園Z」みたいなやつ。オープニングからしばらくしてこんな展開で一気に'80年代に舞い戻ったかのようだ。これはこれで面白そうな流れになりそうではあるが、私は人間を見に来たわけではないため、ちょっと眠い。
中盤にようやくサイバトロンの面々が登場。「私の名はオプティマスプライムだ」という発言にちょっとがっかりしたりもしたけど、主人公宅で待機しているときに他の人たちに見つからないようにしている場面でわざとらしいまでに主人公宅の庭を荒らしていく様はかつての頼りがいがありながらもどこか抜けているコンボイ司令官を彷彿としているのだった。
終盤のアクションシーンは本当に見ごたえがあって、CGを使っていることは当然解るんだけど、じゃあどこまでCGなんだ?と聞かれると正直ちゃんと答えられないかもしれない。それくらい人物アクションとうまく融合しており、かつ迫力のある戦闘だった。
スタースクリームが相変わらずスタースクリームだった反面、やっぱり気になるのがオプティマスプライムなのとメガトロンが「スターウォーズ」のXウイングみたいなものに変形するところ。後者は銃規制のアオリを受けたかららしいが、前者についてはやはり日本語訳として「コンボイ」という呼称を採用してほしかったところ。俺たちにとって「コンボイ」という言葉には2つの意味がある。車としてのコンボイと、サイバトロン司令官としてのコンボイだ。そして、コンボイ司令官は間違いなくヒーローだった。玄田哲章の声で語りかけられたら従っちゃうよ。そういう意味ではコンボイの吹き替えが玄田哲章だったのは日本版スタッフGJ。