や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

入り口を前にして踵を返すことを誰が笑えようか

既に何度か書いてきたが、やはりネーミングというのは非常に大切なものである。ネーミングの対象が人であっても、動物であっても、そして自分が経営する店であっても。名前の付け方一つで、名づけたものの運命は大きく左右される。
名前に何を求めるのか。名前にどのような気持ちを込めるのか。名前には名付け親の気持ちが現れてくるものである。たとえどのような名前であってもだ。

この店はどういう想いを込めて名づけられたのか。何がうそつきなのか。実はスナックではないのか。やっぱり美人ではないのか。真相を知りたいと思う反面、扉を開けた後のことを想像するとやはり躊躇する。そして私は踵を返した。後で調べてみるとやはりこの挑戦的なネーミングに惹かれる人は多いものの、30年以上営業しているといった信じがたい噂まであるためか突入した人物はほとんどいないようである。が、私がその場から立ち去った後、一人の男性が店の中に入っていった。その奥に広がる世界がどんなものなのか、想像は巡り巡るが真実は知らないほうが良いのかもしれないなー。
端的に言うと、VOWに載っていそう、ファミ通町内会の町レポにも載っていそう。くらいのことだ。