や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

毛深いんですよ

会社のテニス大会であった。昨年は強烈な筋肉痛と強烈な日焼けを私にプレゼントしてくれたのだが、今年は雨でインドアであったために筋肉痛のみのプレゼントであった・・・はずが。
ところで、年をとるということの一つとして、自分の思ったとおりに体が動かない、というものがある。完全に虚を突かれた状態で飛んできたボール、走って追いかける私。走ればギリギリ届く。菊丸先輩ばりのアクロバティックテニスなら届く。と思って追いかける。足がついてこなくなる。転ぶ。あ、照明が・・・!
痛みの走る右足を見てみると特に何もなかったので、思ったよりも大丈夫だな、と思って左足を見てみれば鮮血。この年にして膝小僧に傷を作る男。なんていただけない話なんだ。
話はまだ続く。この血にまみれた膝小僧の止血のためにスプレーするだけで血が止まると評判の小林製薬のキズドライで止血を試みたところ、意外にあっさりと止まる。おお、さすがキズドライと思ったのもつかの間。キズドライエリアの内側から血が流れてくる。これはいったいどういうことか、と傷を見てみればなんと、キズドライがほとんど体毛によって遮られている・・・!本来、体毛は生物の体温調節の役割を担い、服を着るようになった人類にとって体毛の重要性は下がり、結果体毛を疎む風潮すら生まれた。その体毛が傷の治療を阻むとは。
キズドライによる止血をあきらめた私は、絆創膏で止血することとした。絆創膏業界では実績あるブランドJohnson & Johnson。これなら血も止まるだろう。しかし、血が止まることはなかった。見てみるとなんと体毛が絆創膏を持ち上げている・・・!恐るべき生命の神秘。我が体ながらキモッ!その後、しばらくしたら血は止まった。