や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

林家こん平が声帯痛め入院、「笑点」休演

前回の放送ではこん平の声はそりゃもう大変なことになっていたが、まさかこんなことになろうとは。以前にも書いたとおり、私はこん平をCグループに属させるくらい笑点メンバーの中では嫌いな部類に入るのだが、そんな好き嫌いを超越するくらいの衝撃がこのニュースにはある。
そういう意味では、桂歌丸はやはり偉大だ。笑点放送開始から休まずあれだけのクオリティを維持し続けているのだから。ネタも時事ネタ、政治ネタをうまく絡めたりする一方で、恐妻家ネタやハゲネタで分かりやすい笑いも提供できる。4番目というポジションも絶妙だ。木久蔵と楽太郎の間にいるからこそ全体が引き締まって見える。それは言いすぎか。そう考えると、ピンクとこん平の位置も芸術的と言える。ピンクは2番目というスルーしやすい位置だからこそ、ピンクの芸風が許されているような気がするし、ネタは大したことがなくても、つかみの挨拶であれだけ客と一体化したようなグルーヴ感を演出できるパワーを持ったこん平はやはりトリでなくてはならない。
そうなると、こん平の抜けた穴を埋めない以上、大喜利としてはこん平の挨拶によって客が温まらなく、やや盛り上がりに欠けるのではないかという懸念がある。6人がそれぞれ得意なネタがあり、きちんとしたキャラクター分けが出来ているため、ここから一人でも欠けるというのは単純に一人欠ける以上のマイナス面があるのではないかと思う。たとえそれがピンクであったとしてもだ。とはいえ、病では仕方がない。
今回の一件は、今後平均年齢が上がっていく一方の笑点メンバーに対する一つの試練かもしれない。今後、他のメンバーだって病気療養による一時離脱が起きたっておかしくないのだ。