や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

全国お郷ことば・憲法9条

本自体はどうでも良く、むしろ同梱の朗読CDが気になっていた。
出版時にはニュースにもなったので、どういう面子が朗読しているのかすぐに分かるだろうと思ったのだが、結局良く分からなかった。ただし、出版時にしか話題にならなかったということは、そう驚くような面子ではないということだと思う。
こういう中途半端な企画が私は一番嫌いだ。やるならもっと徹底して欲しい。私が読んで欲しい人は、まずは千葉繁。「北斗の拳」のナレーションよろしく「日本国民はァ、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求しィ」とか朗読されたら感動のあまりモヒカンにしてしまいそうだ。どう聞いたって「北斗の拳」のモヒカンのザコが朗読しているようにしか聞こえないので、「オマエが正義と秩序を説くか!」と思ってしまうこと請け合い。そういう意味では青野武にも読んでみて欲しい。絶対ピッコロ大魔王国王就任演説のような感じになるだろう。正義だの平和だの武力の放棄だのを言った直後に例のくじ引きタイムに入って、「29番、西の都だな。すぐに行くぞ。せいぜい遠くまで逃げるんだな。」とか言っちゃうんだろうなぁ。面白すぎる。この際、ピラフ千葉ピッコロ青野のコンビ朗読でも全然かまわない。というか是非マキシシングルとして千葉、青野、千葉&青野の朗読を出して欲しい。それなら買う。
次に、玄田哲章のも是非聞いてみたい。テイストは勿論「トランスフォーマー」のコンボイ司令官のノリだ。コンボイ司令官ならどんな悪法でも素直に聞いてしまうかもしれない。気分はもうサイバトロン戦士。戦力放棄なのに、「サイバトロン戦士、アターック!!
トランスフォーマー」つながりで行けば、政宗一成の朗読も聞いてみたい。「トランスフォーマー」のナレーションのノリで。「今日のトランスフォーマーは、極東の島国の憲法第九条からはじまる。」とか「さぁ!第九条だぁ!」とかを冒頭で言われたらたまらない。
本のほうは本のほうで、ただ方言化した条文を並べるだけではあまりにもつまらなすぎる。大体方言にするコンセプトが意味不明だし。いまどき方言化したからといって親しみを覚える時代でもないだろう。
ここは是非「萌える英単語もえたん」みたいに「萌える日本国憲法」というのはどうか。略称が難しいな。もえぽん?
ということで憲法9条について萌える解説がつくわけだ。国民の三大義務や国民の各種権利、はたまた皇室の扱いまですべてに対して萌える解説がつくわけだ。最高すぎる。むしろこれくらいしないと見向きもしてもらえないと思うぞ。本当に憲法9条を見つめなおして欲しいのなら、もっとエンターテインメントに徹してみろ!