や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

ぼくの魔法使い

篠原涼子で思い出した。僕はこのドラマを見て宮藤官九郎を知り、女優としての篠原涼子に興味を持った。このときは、既に宮藤官九郎も有名になっていて、このドラマが始まるときも宮藤官九郎の脚本をウリにしていたと思う。
自分の妻がオッサンに変身するという設定が気になって見だしたドラマだったが、いつしか毎週楽しみに見るようになってしまった。出演陣も最初はなんとも思っていなかったのだが、見ていくうちに愛着がドンドン湧いてくるから不思議だ。このドラマのスゴいところは、演技の上手い下手を考えさせないほどのパワーがあり、そのために今まで演技が下手でどうにも好感の持てなかった俳優にも好感が持ててしまうとこである。まぁその好感の持てない俳優というのが井川遥なのだが。「空から降る一億の星」のときはヒドかった。でも「ぼくの魔法使い」のときは良かった。井川遥だからか。人気のある芸能人という表の面がありながら、四畳半一間のアパートで恋人のまもるん(俳優志望)とともにインスタントラーメンをすする生活に幸せを感じるという裏の面を持ち合わせるというある意味難しい役
井川遥だけでなく、みんなイキイキしてたなー。クセのありすぎる脚本のためか視聴率は伸び悩んだみたいだが、こういうドラマをもっと見たいと思う。
そういえば、このドラマのモチーフは「奥様は魔女」なんだよなぁ。思いっきり跡形もなくなっているけど。「奥様は魔女」も、魔女であることを受け止めて結婚したはずなのに、自分の妻の魔法を忌み嫌ってしまうところがちょっと近いかなと思う。「奥様は魔女」(勿論オリジナル版だ)も非常に面白いドラマなのでいずれ機会があったら書きたいと思う。