ロンドンハーツがトップ 見せたくない番組

話題づくりじゃねーの？と思ってしまうのだが、まぁ大して中身のない番組だし、時間のムダという意味では見せたくないのも分からないではないが、子供に見せたくないと息巻くほどの番組かなぁ。「クレヨンしんちゃん」を性懲りもなく挙げた親は、「オトナ帝国の逆襲」は見せたがるかも。いわばバカ親。
見せたくない理由もまたどうしようもなくて、「ばかばかしい」「常識を逸脱」「言葉が乱暴」などなど。お前だってバカバカしい番組見て笑ってるんだろうが。とかじゃあお前の常識はどうなんだ。とか子供を嗜めることすら出来ないバカ親がって思うんだけどねぇ。
そんな親が子供に見せたい番組が「プロジェクトＸ」「どうぶつ奇想天外！」「その時歴史が動いた」。「プロジェクトＸ」は俺も好きだが、こんなの子供に見せたら自分の将来に絶望するんじゃないの？「プロジェクトＸ」で取り上げられるエピソードの数百倍の数の報われないプロジェクトが存在するんだからさー。
「どうぶつ奇想天外」は、「良い子は絶対まねしないでね」というテロップを番組中ずっと出しているなら子供に見せても良いと思う。そうじゃなかったら、延々1時間も動物実験を見せるのは正直教育上に良くない。動物の生態を淡々と見せるだけのコーナーは見所があるんだから、それだけの方が番組としてはまだマシ。それだと「野生の王国」になってしまうか。
「その時歴史が動いた」も非常に良い番組だが、この番組はある程度歴史の知識がある人間が見て初めて面白く、そしてためになる番組だと思う。だったら、小学校程度の歴史教育で得た知識では面白く感じないだろう。この番組は、子供よりもむしろ大人が見るべき番組だ。ていうか俺の親に見せたい。自国の歴史すら満足に把握できていないクセに子供に見せたいだなんておこがましいもいいとこ。まずは大人が自分の住んでいる国の歴史を見つめ直せ！
俺が親なら、子供には「タモリ倶楽部」を見せたい。「タモリ倶楽部」が教科書。「笑っていいとも！」が副読本。司会のタモリと、司会から離れて一芸人となったタモリの対比を見て、エンターテイナーのあるべき姿を学んでほしい。「トリビアの泉」も悪くない。別に雑学を身に着けてほしいわけではない。どんなバカバカしいことでも、きっちりこだわって取り組めば、評価されるということを「トリビアの泉」は示している。ゴールデン枠に移って予算も増えただろうに、増えた金の使い道がさいたまスーパーアリーナを貸し切るとかサンケイスポーツを5000部調達するとかエクストリーム声優御三家の千葉繁、神谷明、内海賢二を招聘してZ級漫画のアフレコをさせるなんてことをしてるんだもの。
ところで、俺は人の親に向いていないと思う。