や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

銀の夢

昨日は石見銀山に行っていた。先ごろ世界遺産に登録され、経済が潤うと思われている場所である。台風間近の夕方ごろでもそれなりに人がいたので実際人の入りはあるのだろう。
到着が夕方だったので、銀山の奥に行くことはできず、資料館に行くところまでだったのだが、銀山だけでなく温泉津で滞在していた細川幽斎の書状が展示されていたりと、銀山を絡めた周辺地域の歴史資料を展示しているという趣が強い。それでも、戦国時代から江戸時代、近代に至るまでの石見銀山のというか産出する銀についての利権の移り変わりが展示史料からも確認でき、そういうところから歴史のロマンを感じずにはいられない。
で、銀山のお土産屋で買ったのがコレ。




銀の夢

  • アーティスト:祝奈津美
  • 出版社/メーカー:銀のアルペジオ&TRY企画
  • 発売日: さぁ
  • メディア: CD

銀山という名所に寄せてしまったご当地(?)ソング。アルバムを作る体力などもちろん無く、同じ曲のボーカル入り、フルート演奏、カラオケという最小構成。フルート演奏って。
どこかのレーベルからの発売であるということは当然無く、読み取り面を見てみればCD-R。ということはレーベル面はインクジェットプリンタで印刷か。ジャケットも最小構成とはいえ一応印刷に出しているよう。これで1050円。明らかに高いのだがこのCDの損益分岐点もいまいち見えない。
曲の内容はかつて栄華を誇った(?)銀山も草木の中に埋もれ、銀の夢よ今いずこ、といった銀山バブルを迎える予定の今よりもバブルが弾け切ったときに聴いたほうがグッときそうな内容。堀内孝雄が歌えば昔日テレ系でやってた年末時代劇スペシャルのテーマソングに使えそうなくらい切なげなサウンドではある。年末時代劇スペシャル「石見銀山」戦国時代の銀山黎明期から近代の閉山までを描くとにかく時間軸だけは長いドラマ。ねーよ。
こんなCDがCDDBに登録されているわけ無い。俺が全世界に広めてやる!と意気込んでみたのだが、CD突っ込んでみたら既に登録されていた。世界ってすごいわー。