や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

魔弾〜Der Freischuts〜

出会いは、ボウリング場などによくあるLDのジュークボックスであった。誰かが選んでいたのを偶然見てしまい、そのときはオチまで見なかったのだが、これは見ねばなるまいという決意の元、自腹を切って最初から最後まで見た。
曲はまぁいい。問題はPVだ。小津安二郎風ファミリードラマ的テイストの前半から、オヤジがおもむろに作業室に篭ってからのミサイルとロケットパンチの打ち合い、そして悲しくも非常にバカバカしいラスト。私はこのPVにPVの新しい可能性を見た。
大体、ハイテンポの歌に対してローテンポのドラマ、しかも登場人物はみんな自分がカメラに映った瞬間、歌を歌っているという一応PVの体裁は保っているというか、PVの最終防衛ライン的なつくりは、T.M.Revolutionの真髄がPVにあるという一つの事実にたどり着かせることとなる。またしても自分で書いていて意味が解らなくなってきた。まぁいい。気持ちだけが先走ってもいいじゃないか。