や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

「土方歳三!!」


本編から見続けた視聴者ならば既におなじみのあのセットから始まる。近藤サンの死をきっかけに人が変わったという土方歳三は、かつて新選組!!時代に鬼になって捨て去ったはずのやさしさを持った土方歳三になっていた。そして仲間たちとの絡みを見てグッとくる。
降伏を決めた榎本と大鳥に噛み付く土方。この榎本と大鳥が実にいけ好かなく描かれている。かたや西洋かぶれ、かたや榎本のイエスマン。しかし語り合ううちに思いを一つにしていく三人。榎本と大鳥はツンデレ。いや違うか。ここを見てまたグッとくる。
そして銃弾に倒れる土方。しかし立ち上がり大立ち回りを見せる土方。グッとくる。その先の筋なんてわかってくるはずなのに冒頭のAAのように「土方なら何とかしてくれる」と思えるから不思議だ。そして本編の最終回に呼応するかのような「かっちゃん…」という台詞。グッとくる。
本編同様やや唐突に感じるエンディングだったが、本編の最終回を踏まえた続編作りであり、十分に楽しむことができた。ま、本編からして山本耕史が主役だったからこその続編だったんだな。