や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

尊敬する人、される人

飲み会のときの私といえば、最初から終わりまであること10%ないこと90%をただひたすら喋るという如何ともしがたい存在なわけだが、そんな私を「尊敬する」といって憚らない人がいる。私は、例によって何かの幻聴だろうと思い、一応確認してみると、「語り口がツボに嵌る」とのこと。いや、何かもっと重要なことを言っていたような気がするが、失念してしまった。その方に対して失礼極まりない。
私だってただの人だから、尊敬していると言われれば素直にうれしいのだが、「蕎麦和尚」という焼酎に対して、「焼酎を密造している生臭坊主だけど、人々からの相談に対して常に的確な回答を示すことが出来る人格者で、弟子入りしてきた者にはまず庭を掃除させ、その後隠し蕎麦畑の手入れを任せる。僧侶としては最低だが、人間としては最高な存在。」などという適当にでっち上げたバックストーリーを臆面もなく喋り捲るような人間を尊敬するのはどうかと思うので、ちゃんと「こういう人にはなっちゃダメ」と念押ししておいた。
普通に淀みのない人生を送りたければ、普通の人になるのが一番だと思う。私だってあんな妄想癖を止められるものなら止めたい。しかし、止められない。なぜかって、楽しいからに決まっているじゃないですか