や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

設定の作り込みが甘すぎるメイド喫茶

昨日はケバブ食べたさに秋葉原に行った。鳥取にこんなケバブ屋があったら通う。そこで東京レジャーランドとHeyに半日入り浸るという、自分自身でも理解しがたい行動を取っていた。東京レジャーランドでは初めてDrumManiaXG2をプレイすることができた。鳥取市には一台もない。beatmaniaからbeatmaniaIIDXに移行した当初はキーがうまく押せなくて苦労したのだけど、DrumManiaでもXGシリーズへの移行でパッドの叩きミスが非常に多く、苦労したのだった。DrumManiaは先日稼働開始したV8で最終作となる予定で、どう考えても前作のV7、さらにはV5V6あたりで一つの区切りをつけようとしていたフシがあったのだが、プレイ感覚の違和感以前にXGの筐体はデカイので、DrumManiaからXGに簡単に移行できるような気がしない。DrumManiaXGのプレイ感は慣れれば新しい興奮があるはずだから、鳥取市に上陸した暁にはじっくり遊ぶ予定だけれど、ロケーション的には苦労しそうだ。
話は変わり、安倍夜郎の「山本耳かき店」で興味を惹かれたので、秋葉原の山本耳かき店に行った。

山本耳かき店 (ビッグコミックススペシャル)

山本耳かき店 (ビッグコミックススペシャル)

原作は女主人のミステリアスな雰囲気や客の快感の表現的にもライトな変態文学を読んでいるような気分になり、耳かきだけで客に快感を与えているのだが、現実はそんなに先を行っているわけでも無く、耳かきだけではサービスの限界があるだろうから耳ツボマッサージや肩もみもしてもらえるのだった。長時間のコースだとさらにメニューが増えるみたいなんだけど、そこまで手を出す気にはなれなかった。
お客さんの中にはスーツ姿のおじさんとかもいて、結構年齢層が高めかもしれない。基本時間が30分なので、休憩がてら利用する人が多いのだろう。後述するメイド喫茶よりはコストパフォーマンスに優れ、かつ面白い。でも膝枕より低反発枕のほうがいい。
夜、お腹が減ったのでフードメニュー目的と興味本位でメイド喫茶に足を踏み入れた。私を案内してくれた人は勤め始めて初日でしかも方向音痴だという。街頭で呼びこみなんてやらないほうが良いと思うのだが、それがメイド喫茶における下っ端の仕事なのだろう。
現金ではなくメイドさんに花をプレゼントすることでサービスやメニューの注文を行うという。その花は現在の貨幣価値で1本525円。またこのシステムが分かりづらいんだ。自分の屋敷に帰ってきたという体なのにメイドへの報酬に関する説明をメイド自身から受ける不条理。この空間の世界観がよく分からない。
レイアウトを効率化させた結果、傍から見ると悲惨としか言い様のないレイアウトになってしまう点はピンサロとかと共通する。隣の人の様子とか丸見え。でもそこは見ないふりをするのが紳士の嗜み。紳士はプライベートでも気を遣う。
ドリンクやフードメニューを注文すると準備のために商品が出てくるまでメイドさんは奥に引っ込んでしまう。その分の時間もカウントされてしまうので、注文をしない方がメイドさんとおしゃべりできる。すなわち、飲み放題メニューは頼まないほうが良い。それにしても、ドリンクメニューはともかくフードメニューはシェフ(私の中の設定では森野熊八似)が作るはずなのだから、それに付き合って奥に引っ込み続ける道理はないだろう(渡鬼風)と思うのだがどうなんだろう。
パンケーキやオムライスを注文するとメイプルシロップやケチャップで何か描いて貰える。隣の人はアリア社長を描いてもらおうとしていた。無謀だ。私は絵を描いてもらうことは端から期待せず、「ドカコック」を大書きしてもらった。

これだけでドカの飯に変化しそうだ。ご主人様も今の地位になる前はドカで、腕に虹だけ抱いていた時期があったに違いない。
さて、メイドさんと何を話したかといえば、18歳で前職で居酒屋店員のバイトをしていた話とか、水商売と掛け持ちの人がいるという話とか。え、それってメイド喫茶でしゃべっちゃっていいの?なんかしゃべっている内容がキャバクラと大して変わらないんだけど。もうメイド喫茶である必然性が無い。店員教育の部分からも徹底した世界観構築を行って欲しいと思うね。だってメイドじゃなくてメイドコスプレした普通の女の子なんだもの。その辺のこだわりは持って欲しい。
で、お花2〜3本(現在の貨幣価値で1050〜1575円)でチェキが撮れるのだが、先輩メイドがやたら撮らせようとするのにドン引きして拒否してしまった。商売が絡んでいるとはいえ主人とメイドという体で金に汚くなったらイカンでしょやっぱり。