や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

KOKIA∞AKIKO 〜balance〜

ブックレットの匂いが良すぎる。

KOKIA∞AKIKO~balance~

KOKIA∞AKIKO~balance~

デビュー10周年アルバムラッシュ最終章。「The VOICE」以降のアルバムで見せた片鱗が今回どう組み込まれてくるのか、それが楽しみだった。
「花宴」ではエスニックであり華やかなサウンド、「うす桃色の季節」は春らしい長閑さを感じさせるサウンド、「+sing」では生音によるトラックと「Fairy Dance」で見せたテイストを序盤から見せてくる。一転、「道化」、「usaghi」、「夜明け〜rebirth」はやや暗めの雰囲気になり、「ゲマトリア」ではKOKIA語……とは違うが呪文のような歌詞でKOKIAの持ち味をドンドン詰め込んでくる。
「戦火の花」や「この胸の苦しみが愛おしいほどに生きて」はやはりKOKIAらしい曲で、この真っすぐすぎるメッセージは好き嫌いありそうだ。
ラストの「INFINITY」はやはり恒例の「歌こそ我が人生」というか「音楽こそ我が人生」ソング。10年という節目を迎え、振り返りつつも新たな可能性を求め歩き出す。正直、今回のアルバムでは節目を迎え、一つの終焉を見せるのかと思ったのだが、そういう様子もなくKOKIAのバイタリティは無限大のように溢れている。