や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

リッジレーサー6

ゲームはリアルであれば面白いのか?というのはここ十数年に渡って考えられてきた命題であり、少なくとも10年前の32bitゲーム機は如何に実写さながらの映像を見せ付けるかが一つの目標になっていた。で、10年たって、映像的には実写にかなり近づいたけどやはり人間を表現するには限界があることが解り、それでもグラフィックを追求しなければならないのがメーカーのサガなのだけれども、ユーザーは本当にリアルを求めているのだろうかというと需要があるからこそ供給があることを考えればやっぱりユーザーもリアルさを求めているのかもしれない。
で、リッジレーサーといえば当時としては先端を行っていたグラフィックで、そのリアルな映像は話題を呼んだが、あくまでレースゲームとしてはリアルさを追求するわけでもなく、ドリフトバリバリのゲーム性は今考えるとマリオカート的な面白さという感じもする。その後、車モノとしては「グランツーリスモ」シリーズの登場によりグラフィックだけでなく音、車の挙動までもがリアルになり、リッジレーサーの出番は無くなっていた。実際、プレイステーションでは実に4作も重ねてきたリッジレーサーシリーズが、プレイステーション2では本体同時発売の「リッジレーサーV」のみ。実に5年ぶりの新作が本作だ。
5年経ってもリッジレーサーリッジレーサーのままだった。グラフィックは進化してもゲーム性は変わらず。それで良い。