や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

妖怪大戦争

昨日見てきたので昨日書くはずだったのだが、あまりにも眠くて寝てしまった。そして、映画を見ている途中も眠くて眠くて仕方がなかった。結局、なんとか寝ないで見られたのだが。
この映画をどういう人に勧めればよいのだろうか。子供に勧めるにはシブ過ぎるし大人に勧めるには内容が子供だまし過ぎる。よく考えたら子供だましじゃ子供にも勧められないや。妖怪に思い入れのある、軽いコメディ映画を見たい人におすすめという感じか。私は実は神木隆之介(哀川翔)vs豊川悦司(竹内力)の「DEAD OR ALIVE」を期待していたのだが、そんな映画になるはずも無く、私の期待はかなわなかった。
本作はつくりが結構チャチである。わかり易すぎるCGや動きがぎこちなさ過ぎる機械連中が見ていて興ざめする。後者は、わざとモーションキャプチャーを使わなかったらしいのだが、クレイアニメかストップモーションかという映像は本当にぎこちない。そのぎこちなさが表現したかったのかもしれないが。
出演陣は言うまでも無く豪華。神木隆之介は他の子役との絡みを見てもその圧倒的な存在感に驚かされる。さすがというべきか。それだけにラストのあの青年の存在が不愉快でならない。栗山千明のコスチュームはエロい。本人オタクらしいし、結構喜んで演じたのかもしれんが。川姫役の高橋真唯は個人的には一番良かった。エロいしってそればっかりだな。スネコスリの結末が結構切なくて、マスコット的存在としては結構酷い目にあっていると思う。グッズ化というオトナの金儲けの道具になりませんように。グッズ化に成功するほど媚びたルックスじゃないので大丈夫だと思うが。
本作は、「妖怪大戦争」と銘打っているが、実際のところ「妖怪大祭り」といった方が正しい。文字通り、日本中の妖怪が一堂に会してお祭り騒ぎする映画である。そのお祭り騒ぎ具合は、製作サイドにも現れている。内容はどうあれ、ここまでハチャメチャできれば満足だろう。