や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

REAL WORLD / KOKIA

オビのキャプションからしてものすごい。

この地球(ほし)に必要なものは、水と空気とこの”声”です。
世界が感涙する歌声、壮大なスケール、スピリチュアルなメッセージ。
その創造力がネクスト・レベルへと到達した、新たなる傑作登場。
現実世界(リアル・ワールド)を生きる、すべての人へ。

KOKIAのアルバムでここまで煽ってくるのはなかなか無い。まるで洋楽アーティストのアルバムみたいだ。
ジャケ撮影地は鳥取砂丘…じゃなくてチュニジアサハラ砂漠

REAL WORLD

REAL WORLD

ベスト版「Coquillage~The Best Collection II~」や配信限定シングルなどを除けば、「KOKIA∞AKIKO〜balance〜」、「AKIKO∞KOKIA 〜balance〜」以来1年ぶりのオリジナルアルバム。年に1枚アルバムを出してくれるのはファンとしても嬉しい。
今回、「REAL WORLD」というタイトルでどんな内容なのかと思ったら、生まれる、話す、歩む、慈しむ、別れる、死ぬ、という人の一生から切り取ったようなアルバムなのだった。以降、各曲の感想でも解説でもなく、コメント。

Birth

暖かく、穏やかに明るい曲と声。KOKIAの歌声は曲によって結構印象が変わるが、この曲では神秘的で暖かい「aigakikoeru」で見せたテイストである。うまく言えないけど人間をちょっと超えたポジションにいるような印象。

Road to Glory〜for Dragon Nest

オンラインゲームの主題歌ということで前に勇ましく進む壮大な曲だ。また、「Sakkaki busueiwou」や「Krazare immunerume」といった意味が分からない単語を持ってくるKOKIA的な要素はしっかりある。だが、KOKIA語というわけでもなさそうで、実は存在する言語なのかもしれない。

U-CHA-CHA

「(祈り)」、「(心の高鳴り)」といった言葉が歌詞に載るこれもまたKOKIAらしい曲。なんとなく、言葉がまだ話せないときに気持ちを伝えたいけど伝えられないもどかしさの感情が言葉ではなく音という形で現れるそれがU-CHA-CHA。なのかなあ。

REAL WORLD

旅に出たくなる。「月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり。」という一節を思い出した。

最終上映

極彩色の衣装に身を包んだエスニックなパレードの夢を見ながら人生を終えるのは中々に愉快な終焉なのかもしれないな。出棺時に流して欲しい。

Love is Us, Love is Earth

「上から目線」ならぬ「宇宙から目線」みたいな。やっぱり「aigakikoeru」で見せた人にとどまらず地球レベルでの慈愛を感じさせる。

ジュゴンの空

KOKIA語。ジュゴン、さあ自由に泳いで。エコエコド直球ソングだ。こちらもKOKIAのアルバムではよくあること。サウンドはとっても気持ちいい。ボディソニックで聴いてみたい。

孤独な生きもの

優しい音楽で精神的に追い込みかけられている気分になるが、そういう曲ではない。人という字は支え合ってそのままウニョニョって前に進む字なんだ。いやそういう曲でも無い。

single mother

この曲を聴いた後に「かわらないこと〜since 1976〜」を聴くとすごい破壊力だ。親になるとさらにクるのだろう。

君をさがして

物理的に失われることを「死」とするならば忘れられてしまうことはなんだろう。「消失」か。

音の旅人

今回の「歌こそわが人生」ソング。いつもは歌こそ我が人生を謳って力強く歩き出すのだけど今回は次の曲で力強く歩き出すのだった。

私が見たもの

壮大なサウンドと共に人生をまた一歩歩き出す曲。「Infinity」をさらに力強くしたような感じだなぁ。

この地球がまるいお陰で

ホントこの辺の曲のグローバルな視点というか達観してる様はなんなのだろうか。優等生的ではあるけどこういう曲を作れる人は貴重なのかもしれない。

The woman

母性というと限定した言い方になるのだけど、外から形の感じられないものでふんわり優しく包まれる居心地の良さ。それが女性だとしたら、敵わないなぁ。

時には「KARMA」のような曲が入ってきた方がアクセントがあるのだけれどコンセプトから外れるな。今回は特別パンチの効いた曲があったわけではないのだけれど、全編通して体に染み込んでくるような内容だった。「水と空気とこの”声”」ってアオリは言い得て妙。

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