や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

今週の「河合耆三郎」

面白かった!結果がわかっていても展開にずっとハラハラさせられたし、本編の大半を河合の独白で纏めていくとは思わなかった。だが、それだけに河合の悲壮感が伝わってくる。誰も望んでいない切腹という意味では山南敬助切腹エピソードに近いものがあるが、彼自身が誰からも好かれているだけに切腹による波紋は大きい。そして今週、以前よりも磨きのかかったチープ振りを発揮する伊東チープ太郎と武田観柳斎。終盤の伊東の発言は時勢を考えれば尤もな発言だが、いかんせん彼の新選組!内での立ち回り方があまりにもチープなので大した人物に見えない。観柳斎はもうつまらないプライドで人一人を殺しちゃったので、チープ太郎以下の扱いになることは間違いない。
でも、そんな観柳斎がさらに追い詰められてチープ太郎に近づこうとするんだからチープ道ここに極まれりという感じか。
そういえば捨助はどういう形で坂本竜馬に復讐するのかと思えば、寺田屋にいることを役人にチクるという最安値を更新しかねない行動。来週は幕府側に取り入るらしい。ドラマの当初から捨助を見てきたが、行き当たりばったりとしか思えない行動でありながらあらゆる勢力と接触している捨助。我々は捨助の処世術を見直すべきなのかもしれなくもないが、やはりそれはないと思う。
どうでも良いが、アニキは最後までダメアニキになりそうだ。今週は介錯に見事に失敗したし。つくづく報われないな河合は。