や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

Ys I Chronicles

iOS版が当時セール中だったので購入。もともとちゃんとやりきったのがPCエンジン版だけなのでファルコム制作のバージョンもプレイしてみたかったというのがある。

イースIクロニクルズ

イースIクロニクルズ

  • DotEmu
  • ゲーム
  • ¥600

移植はDot Emu。印象として、ドットはエミュれるがAchievementが鬼。人物もモンスターもコンプしたけど解除されないAchivementがあるからバグなのではと疑っている。

バーチャルパッドの仕様は良い方。キャラ移動のUIは固定配置ではないのでタップするところ間違えて動かないみたいなことは一応無い。ただ、エターナルからの仕様で移動が8方向になったのがバーチャルパッドとの相性もあってか半キャラずらしがやりづらい。

本作について調べたところ、元は「イースエターナル」というタイトルで1998年発売、その後「イースI.II完全版」としてイベントグラフィック変更したバージョンで2001年発売、それをPSPに移植して「イースI&IIクロニクルズ」というタイトルで2009年発売、それをiOSに移植、バラ売りして「イースIクロニクルズ」というタイトルで2015年発売、という経歴であるので、以下の感想は20年前や17年前の作品に対してということになる。

バルバドの港町が追加された。エターナルの追加要素らしい。プロローグだけの存在意義かと思いきや面倒なAchievementもある。それ絡みでTalwarlが店で買えそうに見えて買えなくなった。フィーナ救出後にバルバドでタダで入手できる。そこまでストーリーを進めるとバルバドの港町の存在は忘れているので入手しそこなったりするが、ダームの塔序盤でも入手可能である。道中、Silver Swordを奪われる場面があるのでただで入手できるのはありがたい仕様変更とも言える。

Silver Sword絡みで言えば、Lv8以上でないと廃坑に入れない制約が発生し、序盤でロダの実が入手できなくなった。また、レアのハーモニカを聴かないとロダの木がSilver Swordの話をしてくれないのでレアのハーモニカを聴くことが必須イベントになった。これはシナリオ上の矛盾の解消目的かもしれない。

シナリオはオリジナル準拠。オリジナル準拠なので中盤でレベルカンストしてダームの塔以降はアクションゲーム化する。その分ダームの塔内のボスキャラはそんなに強くない。

ただし、ダルクファクトはちゃんとキツく、アドルが8方向に動けて移動スピード速いならその分高速弾をたくさんばらまけばいいじゃない感。なぜかEVIL RING装備だと勝率が高い。道具の説明を見る限りパラメータアップの効果はなさそうなのに。プラシーボ効果とか「EVIL RINGで秘めた闘争本能が目覚める→身体は闘争を求める→アーマードコアの新作が発売される→ダルクファクトに勝つ」みたいなものかもしれない。理論上はPOWER RING装備が最適なはず。

今作のボスは本体に当たり判定があるので1回の接触で1回しかダメージを与えられない。このため、ボスに連続してダメージを与えづらくそのせいでオリジナルより強くなったボスがいる。例えば最初のジェノクレスは連続でダメージを与えづらいので長期戦になる。一方、その後のニクティルガーは当たり判定のおかげでうっかり頭に突っ込む事故が起こりづらくなっている。

アドルが8方向移動になったので戦いやすくなったボスもいる。ピクティモスはカマの軌道が変わったのもあるが、8方向移動が可能になったことで避けやすくなった。しかし、ヴァジェリオンとダルクファクトは相変わらずキツい。

イース1作目やりたいと思ったらこれが一番お手軽なのでは。オリジナルとテイストは異なるものの十分面白い。

スタッフロール曲はボーカル入り。ボーカル入りかよーーーーーーー。エターナル版もクロニクル版も。

「スナックバス江」は書店で買いたかった

「スナックバス江」の1巻が発売された。私は連載の初回から楽しく読んでいたので、発売が待ち遠しかった。

 

スナックバス江 1 (ヤングジャンプコミックス)

スナックバス江 1 (ヤングジャンプコミックス)

最近は本を買うときは電子書籍>Amazon>近所の書店という優先度で買うようになった。書店では目的のブツを探すのが面倒だし本棚のスペースには限りがあるのでよっぽどでないと電子書籍で済ませるようになった。そんな中での本作は電子書籍やネット通販ではなくどうしても書店で買いたかった。

今のヤングジャンプ連載作品は結構粒ぞろいでメディアミックスされた作品も多くそういう作品が平積みされる。そういう作品は普通に売れる。しかしスナックバス江は違う。まず平積みされない。新刊なので目立つ陳列はされているがどうも入荷数が少ない。私が手にしたときには残りは1冊だけで、実は超売れているのかと思ったが売り上げランキングでは高くないのでやはり入荷数が少ないだけのようだった。

だからこそ書店で買いたかった。店員にスナックバス江を発売日に買う人間がいることを知らしめたかった。スナックバス江が売れることを知らしめたかった。ただそれだけだった。

PS4を修理に出した話

実のところ症状自体は購入直後から起こっていた。症状とはスタンバイモードから復帰させると青ランプから電源が落ちるというものである。その後は電源を入れても一瞬だけ青ランプが点灯した後に電源が落ちるのだが、コンセント外して約10秒以上放置してから電源を投入すると復帰する。まあ放電させれば良いというのは何となく分かる。

似たような現象はPS4発売直後から良く見かけた(「Blue Light of Death」とか言われる)のだが、スタンバイモードからの復帰限定という話は見たことがなかった。加えて初期不良っぽい話なのだが私の場合は発売から1年以上過ぎた2015年12月。初期不良と言うにはちょっと放置しすぎではある。

ずっとこの放電作戦やスタンバイモードを使わない方向でしのいできたが、半年近く前に間違えてスタンバイモードにしてしまった後からの復帰で現象が発生し、それ以降電源が入らなくなってしまった。PS4の製品保証期間は、3年保証サービスに申し込んでなければ1年。購入後1年ちょっとで電源が入らなくなるというナイスソニータイマー。こちらとしては操作上の落ち度は一切無いという認識であるため、非常に不本意ではあるのだが修理に出すことにした。

手順としてはPS4サポートページにあるように、事前にカルテを記入し、PlayStationクリニックに送付という流れ。その後、修理費用の連絡が来て修理済みPS4の送付と引き換えに修理費用を支払う。

修理費用一覧によると電源周りの修理は7560円か19440円。運が良ければ7560円かとも思っていたが、症状的にどう考えても基板。案の定メイン基板交換とのことで19440円の支払いとなった。いっそ新品を買い直すかとも思ったが、1TBモデルの定価は34980円。修理費用としては少々金銭的負担が大きいが同じモデルの新品を買うなら買うでより金銭的負担が大きく感じるこの絶妙なバランス。このバランス調整はゲームで味わいたかった。

修理して帰ってきたPS4は電源周りのトラブルを一切起こさず、ちゃんとスタンバイモードから復帰する。やっぱり設計上のミスなんじゃねーの?と思ってしまう。今思えばXbox360RRoDに対するMicrosoftの対応は神だったんだなって。

サポートページにある通り、HDDをつけて修理に出させられ、HDDの中身は完全に初期化されて戻ってくる。GREAT THINGやGIGANTIC BITEとのふれあいの記録ももちろん消されて帰ってくる。サポートページには予めバックアップを取っておけと書かれているが電源入らないから取れない。

しかし、落胆はない。こんな素晴らしい事って有りませんよ……だってそうでしょう?GIGANTIC BITEともう一度……もう一度タマの取り合いができる……。別に何度でもできるけどな。

岡本かの子の小説に登場する少女の魅力

一時人物評伝を読むのにハマっていて、その中で岡本太郎の評伝を読んだ。あの美に対する異常なまでの情熱のルーツはどこにあるのかと思いながら読んだが、彼の両親のキャラクターが強烈すぎて「ああ、この親にしてこの子あり」という感想になった。 また、北大路魯山人岡本太郎の祖父である岡本可亭に弟子入りしていたこともあり、魯山人をモチーフにした小説を岡本かの子が執筆したという話を知って俄然興味がわき、「食魔」という小説を読んだ。

主人公の食に対する暴君(タイラント)ぶりは同じく魯山人をモデルにした「美味しんぼ」の海原雄山を髣髴とさせるが遥かに俗っぽく、食の大家にならんと野望を持つ人物として描かれている。 本作はそんな主人公:鼈四郎の不完全燃焼な現実とあまりに数奇な過去を描いていく。ところが、私の興味は主人公ではなく主人公から料理を学んでいる姉妹の妹:お絹に移った。

「なんだって、自分はあんなに好きなお絹と一しょになり、好きな生活のできる富裕な邸宅に住めないのだろう。人間に好くという慾を植えつけて置きながら、その慾の欲しがるものを真直(まっすぐ)には与えない。誰だか知らないが、世界を慥えた奴はいやな奴だ」

主人公のセリフである。主人公は妻子ある身なのだが、それでも心の中をお絹が占めている。また、主人公の雇い主である蛍雪は姉娘:お千代には所帯じみた主婦役をやらせる一方で、妹娘のお絹には豪華な服を着せ、フランスカトリックの女学校に通わせるという溺愛ぶりを見せる。ここからもお絹の器量が垣間見えてくる。それでいてお絹自身は結構な年上である主人公に対して冷淡な言葉を浴びせたりする一方で、自分の思い通りにならないことに対しては「お父様に言いつけてやる」などと子供っぽいセリフも吐く。 このお絹の背伸びした大人な部分とまだあどけない子供の部分が相まって魅力的なキャラに映る。なおお絹の出番は小説全体の4分の1くらいであるのだが、キャラクターの強さもあって常に読者の頭の片隅に存在し続ける。

小説家としての岡本かの子は、川端康成の指導を受けて作品を発表するも、最初は評価を受けなかったという。その後「老妓抄」という作品で当時の評論家から絶賛を受ける。この「老妓抄」もみち子という大変魅力的な少女が登場する作品なのだが、その話は別の機会に。

なんかbeatmaniaIIDXがちょっと上手くなってた

前作(copula)まではギリギリながら段位認定九段は取れていた。それこそ残ゲージ8%とか本当にギリギリで。だが今回HCN曲に代わりそこにハマって九段が取れなかった。まあ仕方ないなと思い、普通にイベント(攻城シノバズ伝)をプレイしていた。

今回のイベントはVIP PASS BLACKが全く役立たずであるため、ディスクを集める必要はない。そのため、3曲確実に遊べ、Extraステージに行くことを考える必要のないStep Upモードで遊ぶことになる。

Step Upモードは初心者向けモードとされているが実際は選べる曲のレベルがガンガン上がっていくため、自然とクリアできる/できないギリギリの譜面を選ぶことになる。難しそうな曲は最初はASSISTED EASYでプレイし、クリアできればEASY、NORMALというように徐々に難しいゲージに変えていくという遊び方をしていた。そのため、自分にとっての様々な高難度曲をプレイする機会があった。最初はクリアできなくともクリアできる曲が出てくるようになり、実力の上昇を少しずつではあるが感じるようになっていた。

そしてつい先日、一度は諦めた九段に再チャレンジ。HCN曲はなんとかクリアし、苦手だった曲も今ではゲージ回復曲。最後の曲もゲージ36%残しとか。確実に腕が上がっていると思わせる結果となった。

1stからというかbeatmania 2nd MIXから遊んでいたので正直もうこの辺が実力の限界点かなと思っていたのだが、意外とまだ伸びしろがあるっぽい。ゲーマーとしての寿命はまだまだ先だった。

スーパーロボット大戦V

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」が参戦するから、という理由だけで購入した。結果的に原作再現はされず、いわゆるいるだけ参戦扱いだったのだが、完全に設定無視な存在だったというわけでもない。それを説明するには本作の世界である3つの地球について説明しなければならない。

本作のストーリーでは異なる次元にそれぞれ地球が存在し、3つの地球(海の干上がった地球、青い海の地球、赤い海の地球)を渡り歩きながらストーリーが進行する。この3つの地球は基本的に異なる技術を持っているが、完全に異なるわけではなく一部似かよった技術体系があり、また同名の人物がそれぞれの地球に存在したりする。今作のハサウェイは赤い海の地球の人物で、テストパイロットとしてΞガンダムに搭乗しているが、海の干上がった地球でもハサウェイの名は知られており、テロリスト:マフティ・ナビーユ・エリンであることが「機動戦士クロスボーン・ガンダム」の登場人物であるトビア・アロナクスのモノローグで語られている。という具合に微妙に原作との関係をつなげにかかってくる。ハサウェイはエンディングでは植物学を専攻しようと考えているが、連邦のやり方に絶望してテロリストにならないことを祈るばかりである。

ここまで書いてなんだか、世界設定の発想としては「スーパーロボット大戦Z」シリーズに近い。シナリオライターも同一人物であり、システム面も「第3次スーパーロボット大戦天獄編」の流用めいた部分もある。ただし今作はパイロットスキル枠の制限が事実上存在しない点や、強化パーツとパイロットスキルの入手方法が同じということもあり、強化パーツをとるかパイロットスキルを取るかという二択に悩まされることになる。

本作の難度はシリーズでも簡単な部類に入ると思う。ある程度スパロボに慣れている人であれば初回プレイでSRポイントコンプリートすることもそう難しい話ではない。ビギナーモードも用意されているため、シリーズ未経験者でも入り込みやすいように工夫されている。

本作は宇宙戦艦ヤマトが超強い。戦艦でバリア持ちなので防御は固く、攻撃も最長射程10の武装があったりとスキがない。さらにイベントでしか使えないもののマップ兵器で射程無限大な波動砲も持っている。最終ステージでは厄介なユニットが大量に登場するがヤマトの波動砲で大半が蒸発。史上まれに見るガンガン攻める戦艦だった。

メインストーリーはやや短めであるが、条件達成によるシークレットシナリオもあり、シナリオの総量はそこそこあると思われる。

ちなみに私はプレミアムソング&サウンドコレクション版を購入したが、やはりBGMが生歌になるのは感慨深いものがある。過去には音源がクソだのジャスコサウンドだのと揶揄されることもあったが原曲そのままだったら文句ないやろという声が聞こえてきそうだ。

続編の予定はないそうだし、メインストーリーである「宇宙戦艦ヤマト2199」のストーリーもオリジナルキャラのストーリーも作内で完結しているために難しそうではあるが、異なる世界の同名人物へのアプローチがZシリーズの時よりも踏み込んでいて面白かったため、そういう方向での続編を見てみたくはある。

ダライアスバーストCSのサイドアーム自機の取り扱い方法がよくわからない

ブログだけ見ていると「コイツ1年中ダライアスだな」という感想しか出てこないと思うが他のこともちゃんとやっている。「シン・ゴジラ」も観た。半年前に。やっぱ現実は虚構に勝てないよねというか、虚構の怪物たるゴジラに実に現実的でハイレベルな応戦をした自衛隊だがやはりゴジラには勝てず閣僚もほぼ全滅という有様。その後、人間側は虚構の武器を用いて虚構たるゴジラの中にある生物として現実的な部分すなわち血液にターゲットを絞りゴジラの動きを止めることに成功する。そんなところが興味深かった。

あとは無人在来線爆弾のシーンで怪獣大戦争マーチが流れるシーン、1954年版の大戸島へフリゲート艦隊を派遣するシーンを髣髴とさせた。怪獣大戦争マーチはフリゲート艦隊派遣時のBGMのアレンジだしまあ狙ってたんでしょうなあ。

それはさておき、「シン・ゴジラ」がなしたことで最も大きいのは「シン・ゴジラ」の世界は1954年にゴジラが現れなかった世界を題材にしていることである。これまでのゴジラ作品は何度かリセットを行っているわけだがそれでも1954年版ゴジラの続編であるということは崩してこなかった。今作では日本側では怪獣との交戦経験は無く(まあ大戸島の伝承としての呉爾羅は存在する)、アメリカは過去に交戦経験はあるものの秘匿していたという話になっている。ギャレゴジなのかエメゴジなのか不明だがまあエメゴジはジラってことでいいか。 1954年ゴジラが存在しない世界という意味では真の意味でゴジラのリブートを果たしたといってもよい。

全然話がずれてしまったがダライアスバーストCSのDLCについて、各社の機体がそれぞれの特色を残しつつダライアスのシステムに何とか合わせてくるのだが、どうしても設置バースト使えないと全然キツいよって感じはある。その中でも怒首領蜂大復活の自機とバースの自機が強かった記憶がある。前者はレーザーオーラ撃ちが使えたり元の攻撃力がレジェンドシルバーホークバーストよりも強いし、ピンチになったらハイパー化で切り抜けられるのも大きい。後者は全体的に攻撃力が高く、武装によって敵弾の相殺性能を持つ、ポッドが超強力である程度の敵弾を完全に防ぐことができる。しかも原作では開始時にしか使えなかったポッドのファジー/フロントの切り替えがゲーム中いつでもできること。これによって敵弾回避力が大幅にアップするためかなり強い。また、原作に忠実で暇なときにぐるぐる動かしていたらボンバー回復が早まるしどんだけお前らバース好きなんだよって思った。

逆に、サイドアームの自機の取り扱いが難しい。ほしいアイテムを取得するためにPOWアイテムに打ち込みを行うが敵キャラも倒していかないといけないので結構厳しい。ツインビーでベルいっぱい出しちゃったときのしっちゃかめっちゃか感がある。また、β機との合体ができるのだが敵弾耐性が無いのか普通にアームを削られていた。サイドアームの自機で困っていることは敵弾相殺ができなさそうなところもうちょっと調べたらポテンシャルに気付けるのかもしれないが今のところミッション一つもクリアできない最弱状態である。