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や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

健康診断の採血で危機を感じた件

まあ「動物のお医者さん」のチョビも血管が細いらしいし……。
以前から兆候は確かにあった。毎回採血担当の職人芸に支えられてきただけだったのだ。それに気づかず人並みに採血できると私は高をくくっていた。思い上がりだった。
私はどうも血管が出てこない人間のようで、以前から採血のときはかなり苦労していた。右腕でダメ、左腕でもダメ、右腕に戻って腕を叩いたりさすったりして血管を浮き上がらせようとし、浮き上がった僅かな時間を狙って採血を行うと流れがほぼデフォルトだった。それでもダメなときはちょっとありえない場所から採血する。
皆さんは採血するとすれば腕のどの部分から採血するだろうか。おそらく殆どの人が肘関節の内側から採血するだろう。普通はそこで済む。しかし私の場合そこに血管は出てこない。
今回の健康診断でも採血は難航を極め、既に両腕に一つずつ注射痕がある。そして3回目。腕の内側、体よりの箇所に針を入れようとする。血管が浮いていれば問題もないのだろうが、採血担当者曰く「見つかったと思ったらすぐ消える血管」という「沈黙の艦隊」のシーバットみたいな血管なのでいざ針を刺そうにも刺す場所が見極めきれない。しかも3回目の場所は他に比べてデリケートな場所らしく、採血担当者の「神経を傷つけないようにしないとな」とボソッとした発言に心の中でェエ工工エェ。
2回目までは言われなかったのに3回目に限って「針が刺さった時に痛かったり手が痺れたりしたらすぐに言ってくださいね」ってコレ神経触るリスクありってことだよなぁ。加えて「採血中に目眩や気分が悪くなったりしたらすぐ言ってくださいね」とも。今まで何度刺し直しされても大丈夫だったし、今回も大丈夫だろうと思っていたんだがなぁ。
3回目の採血。それまでと同様やはり針を刺しても血は出てこない。しかし今回やけに針を出し入れして血管の場所を探っている。結構深いところまで針をさすんだなぁとちょっと楽しみながら見ているときに、異常が発生した。急激な目眩である。
急激な目眩、そしてサーッと顔から血色が失われていくような感覚。その上冷や汗。最初はまだ軽い症状だったのだが、4回目の採血の最中に症状が悪化し、これはちょっと耐えられそうにない。採血のあと不調を訴えて待合室のソファーに横にさせられる事案が発生。ソファーに移動するときも肩を借りつつも自分で立って移動したのだけど、しかしコレはマズいと自分でも感じた。人間こうなったら何もできないなあという感じだ。
しばらく横になっていたら目眩も治まり、程なく健康診断の続きを行ったのだった。ちなみに4回目の採血の場所は左手の甲に浮き上がっている血管。血管の出てこない者はそういう場所から採血しなければならないのだ。これで注射痕が4つしかもそのうち一つは手の甲ってちょっと人前に晒すのも憚られるレベルだろう。