や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

メタルギアソリッドHDエディション(まだMGS2までしかクリアしていない)

実はメタルギアソリッド1のHD版が欲しかったのだけれど。ゲームキューブ版のHD化とかでいいからさぁ。

PS3版ならゲームアーカイブス版のメタルギアソリッドもタダで手に入るのでシリーズ未経験者にはおすすめできる。
プレイした順としてはゲームアーカイブス版「MGS1」、「MG1」、「MG2」、「MGS2」で、現状MGS3は未プレイ。
「MGS1」PS版をクリアしてから10年以上経っての再プレイで、ストーリーの大筋は覚えていたが細かいところはやっぱり忘れていた。どんな内容だったかを覚えていてもなお面白いストーリーだった。テーマとしては冷戦終結後の核兵器のあり方みたいな部分があるのだけど、コレに関するメッセージはメインストーリーよりもむしろナスターシャとの通信(というか講義)の方が強力で、そのためにナスターシャだけ本筋と離れた通信が多くなり興が削がれる場面もあった。
MGS1は一応マルチエンディングで初プレイ時は真面目にメリルエンドだったのだけど、今回は未経験のオタコンエンドを迎えた。なんかモヤッとする気持ちはあるのだけど、エンドロールに入ったときはコレはコレで納得してしまうのだった。こうして見るとMGS2ってどちらかのエンディングの続編と言うよりも双方のエンディングの美味しいところを混ぜた、という感じが強い。
続いて「MG1」、「MG2」をプレイしたが、この時点ではまだそれほど強烈なメッセージ性は無かったように見える。ただ、「MG2」のザンジバーランド内に子供が暮らしているところとか、悪役なのだろうけど一方では悪人と言い切れないビッグボスの存在を感じられる。また、後のMGS1で使われているギミックの元ネタがこれらの作品のものだったりするのでその辺でニヤリとさせられたりする。おそらく、MGS1をプレイしたMG1,2プレイヤーも同じようなことを思ったのかもしれない。またMG1,2時代のソリッド・スネークの若々しさときたら。
で、ようやく本編の片割れであるMGS2 HDエディションを昨日クリアした。初プレイはサブスタンス版だったので、日本語音声は初めて。当時としても目を見張るグラフィックだったけど、それがそのままクッキリ表示されるようになっていて、タンカー編やプラント編のオープニングや終盤のフィラデルホール周辺の映像はかなり引き込まれる。とはいえ、元はPS2時代のグラフィックだったものなので人物はどうしてものっぺりした部分はある。
少年兵問題をテーマに盛り込もうとしたがNHKに出し抜かれたのか、その辺りは雷電の過去に留まり、テーマとしてはデジタル技術の進歩による情報伝達の変容みたいなものになっている。物語上軍事的な面での話で進められていくが、もちろんこのテーマは軍事に限った話ではなく、インターネットがごく当たり前のものになり、各人が情報の発信者であり炎上の火種、デマの発生源となる敷居が下がった(という言い方は変だけど)今だからこそより身近に感じられると思う。オリジナルは10年前のゲームだというのに。そういう意味では、10年前に一度クリアした人でももう一度ドップリとストーリーに浸って欲しいと思う。