や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

初めてPS版「ドラゴンクエストIV」に触れる

ふと「ドラゴンクエストIV」がプレイしたくなって、弟から借りていたというか実家から持ちだしてきたPS版を遊んだ。もう若くないので長時間のRPGは正直飽きる。そんな中で漫然とプレイしても20時間でエンディングが見られるというサイズは正直RPGとして適切なボリューム。

FC版に比べて簡単になっているような気がする。5章突入まで経験値稼ぎらしいことは一切行っていない。FC版のときは結構経験値稼ぎをした記憶があるんだが。道具が沢山持てるので2章のラストは多少楽というのはわかる。
昔は3章が退屈だったのだけど、今回のプレイでは3章が面白かった。敵がドロップするアイテムで金を稼ぐというRPGのプリミティブな要素を意外としっかり持っているので敵を倒してアイテム回収しているだけでもそれなりに楽しい。これを変化のあるフィールドでずっと楽しみたいなぁと思ったのだがそれって「トルネコの大冒険」じゃないかという結論に至って。トルネコがローグタイプゲーに行ったのも必然だったのか。
ロト3部作は比較的自由度が高い面があった一方で、本作は自由度が低いと見られるところがある。会話をすれば誰かが次にどこへ行けばいいのかをそれとはなしに教えてくれるからなのだが、だからこそストーリーに詰まることなく進めることができるとも言える。サントハイムの王様が立てた立て札とかはちょっとやり過ぎ感もあるがまぁ良し。
各キャラが立っているので、「ドラゴンクエストVII」から継承した会話システムは演出としてアリだったと思う。そして、AI戦闘も本作でようやく意味を見いだせたと思う。というのも、AIの行動にキャラクター性を盛り込むことができたから。FC版のクリフトはデスピサロにもザキをしかけるファンキーな漢だが、AIが賢くなったPS版でもそれは再現されており、しかも意図的に実装されているという。すなわちそれはキャラクター付けのためのAI実装ということになる。手動戦闘に切替えられないFC版ではイライラの原因にしかならなかったが、大事なところではプレイヤーが制御できるようになっているため、そういう実装になっても許せるというかネタになる。キャラクターが宿る。
クリア後のシナリオというか6章は正直蛇足でしか無いという印象。一旦完結しているからかなぁ。
進化したエビルプリーストも倒して一通り遊びつくしたので途中で止めていた「ドラゴンクエストVII」を再開しようとしたらプレイ時間20時間でストーリーはDISC1中盤とか。時間かかり過ぎだろう。
リメイク版のドラゴンクエストは思ったよりも楽しいので「〜V」や「〜VI」も遊んでみたい。