や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

パワースマッシュ4

実はかなり待ち焦がれていたゲームだった。

パワースマッシュ4

パワースマッシュ4

前作はワールドツアーモード含め相当遊んだ。今作にもワールドツアーモードは存在するが、大幅に仕様が変わっているため別ゲームと言っても良い。4のワールドツアーモードは双六的要素が強く、攻略は移動用チケットの引きの強さに依存する。3ではテニスプレイヤーとして強ければ世界ランキングが上がるのに対し、4ではプレイヤーの実力以外にファンとの交流や寄付といった社会貢献活動を行うことでもランキングポイントを高めることができて、妙な生々しさがあってこれはこれで面白い。プレイヤーの能力を上げるためにはトレーニングを積まなければならないが、ランキングポイントを高めていかないとシード権はおろか大会の参加資格すら手に入らないのでバランスよく進めていかないといけない。この辺はアイドルマスターでのレッスンと営業のバランス問題を彷彿とさせる。ただ、周回プレイによりオフェンスやディフェンスといったパラメータは引き継がれるため、結構雑にプレイしていてもそれなりに能力は上がっていく。さらに新規にキャラを作ってもそれらのパラメータが引き継がれるため、ますます緊張感が無くなっていく。それでもトッププレイヤーには苦戦するのだけど。
前作は男女混合ペアによる試合や異性プレイヤーとの試合があり、またプレイヤーの好感度というパラメータがあったのでシャラポアヒンギスのどちらの誘いに応えるか、とかそういう楽しみもあったが今回はそれもない。ライバルキャラ的存在が登場するにはするが、四大大会のそれぞれにしか登場しない上、完全に言ってることが噛ませ犬。前作のような親しみを覚えるような存在ではない。
前作に比べてショットがアウトになる機会は多い。また、プレイヤーのリーチが短くなったのか、前作では届くものも今作ではと届かないことが多い。ボールを目の前にしてつっ立ったまんま→思い出したかのように空振り、とかそういう場面が増えた。その割には左右に対して遠目の距離でも手を伸ばしたりするので有効な間合いがいまいち分かりづらい。この見た目上の分かりづらさがプレイにおいてかなりのストレスに繋がっている。
前作よりも良くなったところが無いわけではないのだが、総じて前作の良かったところが悪くなっているという印象だ。前作のプレイヤーキャラの性能が良すぎたというのもあるかもしれないが、対して使用感が悪化しているのはやはり良くなかった。