や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

え!?絵が下手なのに漫画家に?

なんだかんだで現時点で3回読み返している。そして帰省したときの電車の中に置き忘れて来たので買い直した。

え!?絵が下手なのに漫画家に? (ヤングチャンピオンコミックス)

え!?絵が下手なのに漫画家に? (ヤングチャンピオンコミックス)

エレガンスイブというレディスコミックに連載していたものをメインに様々な連載作品を集めた内容。結果、エッセイマンガと呼べるものになっていた。ということは、その気になれば施川ユウキさくらももこのような路線に行けるということ……なのか?
いつもは一度読むとしばらくは読み返さないんだけどコレだけは何かが違う。読み返さずにはいられないものがあった。面白いし共感もするのだけど、それ以上の感情の揺さぶりが個人的にはあった。
女性と会話した経験すらあまり無かった主人公が女性との会話で一喜一憂したり、つきあったり別れたりという流れを担当編集に「病院に行った方が良い」とか「恋愛カウンセリングを受けて真人間になるマンガにしよう」とか言われながらも淡々とまとめている部分も面白いがさらに色々あった結果の主人公の結論がコレ。

ちょうど私も自分自身のことをそのように考えていて、しかもドンピシャのタイミングでこの作品に出会って、そのために共感以上の揺さぶりを感じたのだろう。私は思っていても言葉に出すのが怖くて思っているだけだったけど、施川ユウキは作品上できちんと表した。それだけでもスゴいと思うし、尊敬してしまう。
ところで、連載上はこの場面で最終回ラストっぽいのだけど、当時連載追いかけていた人はどう思ったんだろう。