や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

428 封鎖された渋谷で

黒いしおりまで出した。「街」に比べて登場人物たちの接点が深く、最終的には大きな一つの流れ(二〜三つとも言えるが)になっていく過程が面白かった。初めて見たエンディングはトゥルーエンドでは無かったため不完全燃焼感があったがトゥルーエンドには満足した。個人的にはタマ編のテキストのテイストが好みだが、ある種途中退場的な感じでエンディングを迎えてしまうのはちょっと残念。
隠しシナリオ2編は「街」の時ほど楽しめず。特にカナン編は最も退屈でルビ多用のテキストを読みながらの眠気との格闘に終始していた。ボイスも聴きたいから自分のペースでテキストが読めないというのもあるけど、何より内容が前日談なので他のキャラとの絡みが全くないのがカナン編の存在意義を感じさせない理由かもしれないなぁ。もう1編も時間軸こそ本編と同じ時間ではあるがストーリー的には完全に独立していると言って良く、本編に対する補足でありこそすれ主人公の一人とは言いがたい。「街」の隠しシナリオは他の主人公のストーリーを変化させることは無いが、少なくとも彼らの行動がメインストーリーの一部を担っていることは確かで、そこで初めて「街」という作品が完結するのだけど、「428」にはそういうものが無かったなぁと。