や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

「正しい暴れ方」って

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結局のところ村落とかそういう限定された範囲で行っていたからこそ問題にならなかったわけで。生まれた土地に住み続け、死んでいくような時代で、隣近所知らない間柄ではないからこそ多少羽目を外しても許される部分があったのだろう。

 もともと、なまはげ行事は集落ごとにおこなわれ、未婚男性が扮した。「童貞に限る」という集落もあった。男たちは中学生ごろからなまはげについて回り、先輩のふるまいを体で覚えた。

こういう記述を見ると、神事とはいえ男女の出会いというか交流目的の面もあったのかなと思う。まぁ祭事は本来の目的がどうあれそういう一面はあるものだし。しかしまぁ宗教の存在がここまで小さなものになってくると神事としての意味も薄れてきて、「扮装した男が家に上がりこんでくるイベント」という形に矮小化されてしまう。そうなると面倒くさく迷惑極まりないイベントと思われても仕方が無いし、私もそう思う。

で、話は変わるが節分のことを考えていた。
節分といえば豆まきなのだが、窓を開け掛け声を上げて豆をまく世帯がどれくらいあるのだろうと気になった。私は一人暮らしなのだが豆まきはやっていない。豆まきの風習を否定しないがまいた豆を片付けなければならないのが面倒なので。神社などでの豆まきはイベント性があるから残り続けるだろうが、個々の家庭での豆まきはどんどん減っていくのだろうと思う。
代わりに台頭してきたのが恵方巻だ。なんたって金が動くからとりあえず店には海苔巻きが並ぶ並ぶ。しかもやることは特定の方角を向いて海苔巻きを黙って一気食いするだけ。後片付けや掛け声による近所迷惑(を考えなきゃいけないのが現代ってのもなぁ)を気にしないで済むし、いつもと違うものを食べるというイベント性もあってお手軽だから最初は面妖に映っても受け入れるのはそんなに難しくない。業界がどんなに動いても海苔巻きが売れなかったらそうそう続くものではないと思うが、知名度自体は確実に上がっているわけで商売は成立しているんだろうなぁ。風習の本来の目的は置き去りかもしれないが。