や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

「ガッシ!ボカッ!」の必要性

こうして見ると「ガッシ!ボカッ!」の必要性を再確認させられる

とコメントしたのだが、ネタでもなんでもなく、本気でそう思っている。元コピペを改変して同等もしくはそれ以上の内容に仕上がったとしても残っているのが「ガッシ!ボカッ!」というあらゆる意味で悲惨な擬音。こと陳腐な比喩表現や乱れすぎて意味がわからなくなっている日本語など、あくまで文章の面で揶揄されることの多いケータイ小説(笑)なのだが、陳腐な表現という意味ではこの「ガッシ!ボカッ!」という擬音は絶対に外せない要素だと思っている。
大体小説ってあんまり擬音使わないじゃないですか。救急車のサイレンが鳴り響いている状況を指していきなり「ピーポーピーポー」とか書かないわけですよ。擬音を書くよりも音の説明を書いたほうが読んでいる方も理解しやすいし、そこからどういう音かはイメージできるし。この辺はケータイのディスプレイで見ることを考慮に入れて短めの文章になるようにしており、その結果の一つという話をどこかで聞いたような気がするが、それにしたって「ガッシ!ボカッ!」だもの。なんとなく何を表現した音なのか想像をめぐらせれば候補は出てくるのだが、その候補の全てに対してより的確な擬音候補が出てきてしまうのが悲しい。
この「ガッシ!ボカッ!」の初出はどうもあのケータイ小説(笑)の第一人者であるよっさんことYoshiということで、週刊ヤングマガジンで連載している「Deep Love REAL」にはこんな珍妙擬音が登場するのだろうか。マンガだと擬音は写植じゃなくて書き文字だから絵の一部として見られるので小説の擬音とは全く異なるから「ガッシ!ボカッ!」でもそれほど違和感無いかもしれない。
ところでよっさんの略歴について

2000年、携帯サイト「ザブン」(自ら波を起こしていくの意味)を開設、『Deep Love アユの物語』を発表。

「波を起こす」で「ザブン」、「ガッシ!ボカッ!」というセンス……!ひょっとしたら物凄い才能を目の前にしているのかもしれない。