や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

私の頭の中の消しゴム

キングコング」を見に行くつもりだったのだがどうも一週間ばかり先走っていたみたいで、せっかく3時間の長丁場に対して尿意のコントロールも完璧に調整してきたのに無駄に終わってしまってなんだかなーという状態だったけどそのまま帰るのも癪なのでまだ見ていない本作を見ることにした。
以前から書いているが私は韓国映画が嫌いというか苦手だ。ヒーロー、ヒロイン問わず華がなく、ビジュアル的個性がなくその他大勢との区別がつかないからなのだが、本作の主人公を演じたチョン・ウソンペ・ヨンジュンのような珍妙なビジュアル的個性ではなく、普通にイイ男のために地味さを感じることはなかった。
それに加え、ストーリー展開がまったりしていないので飽きが来ることなく最後まで楽しめたし、結構ジーンと来るものがあった。ラストの演出は卑怯だよ。もともと日本の連続ドラマが原作のためストーリーがツボに嵌ったのかもしれないし、連続ドラマのボリュームを2時間程度に圧縮しているために密度の濃いストーリーになったのだろう。いずれにしても、今まで見た韓国映画の中で最も面白かった作品だった。ただ、「心に残るか」と言われると微妙。
ところで、原作の「ピュア・ソウル」はよみうりテレビ製作のドラマなので恐らく月曜夜10時の枠だったのだろう。これを契機に「SMAP×SMAP」に視聴率で大負けしまくった月曜10時ドラマが再評価されて「ギンザの恋」がリメイクされたらどうしようかと思ったが、そんなことがあるはずもないので考えるのを止めた。