songbird/KOKIA

songbird

私がKOKIAの曲に没頭するようになったきっかけは、「ありがとう・・・」フラッシュではない。が、確かに「ありがとう・・・」は名曲だ。いつでも会えるときには照れくさくて言わないで、いざ二度と会えなくなったというときに言っておきたかったのにもう言えなくて後悔する言葉。それが「ありがとう・・・」なのだ。なんか切ないね。こんな詞を書いちゃうんだからスゴいよKOKIAは。それに加えて圧倒的な声を持っているからたまらない。
どうしても「ありがとう・・・」が目立ってしまうアルバムだが、個人的には「I catch a cold」や「エリカ」を推したい。「I catch a cold」はKOKIAの持ち味である伸びやかな歌声ではなく細々っとした歌い方で、一見KOKIAの持ち味を殺してそうな感じがして、全く異なるKOKIAの魅力に気づかされる。KOKIAの歌い方がカワイイんだこれが。歌詞もなんかキュートだし。KOKIAの多様性を感じさせられる曲。「エリカ」の方は、恋愛の曲ではなく友達に宛てた曲。この友達に対するメッセージソングってのがいい。究極の友達応援ソングかもしれん。ちなみに至高の友達応援ソングはギタドラの「DEPARTURE」だ。すいませんねぇ狭っ苦しい音楽観で。