や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

H2〜君といた日々

漫画が原作のものをドラマ化する場合、極力原作の内容を反映していくように作っていくのが理想ではあるのだが、実写である以上、再現不可能な部分も存在する。で、原作を再現できないマイナス面をどうプラスに転化していくかが脚本なり演出なりプロデューサーの腕の見せ所なのだが、そこが暴走しだすと主人公の性別すら異なっていたりとか原作に出てこないキャラが主役を張るなんてことにもなってしまう。だが、本作はそこまで壊れてはいない。しかし結構な勢いで壊れている。
私は原作を惰性で全巻揃えるくらい「H2」のファンである。とはいえ完全に原作を再現して欲しいとは思っておらず、むしろ実写だからこその演出を見せてくれれば良いと思っているし、最低限の原作へのリスペクトを見せてくれれば良いと思っている。で、今回のドラマ化を一言であらわすと、原作に縛られることのなく、自由な発想で原作を解釈し、再構築した作品である。つまり、あまり原作のことを考えていないというか、原作へのリスペクトがあまり見られないような気がした。
キャスティングに関しては正直しょうがないと思う。ちゃんと再現しようと思ったら、野田役は林家こぶ平を連れてくるしかなくなるからである。問題は脚本と演技で、原作のセリフを中途半端に使用して、原作での肝心なセリフを全く使用しないというセリフ取捨選択の下手さと、(元)野球部であるということが何かのギャグにしか聞こえない野球の技術である。後者は実写である以上、仕方のないところもあるのだが、あれはあんまりだ。演出と言う点では投げたボールの動きのこれ見よがし感もいい加減にして欲しかったところだが、仕方ないか。
上記のような問題点を抱えていて、今後もこの問題は解決しそうにないので、こんな感じのクオリティで1クール続けていくのだろうけども、第1話を見る限り、原作の最後までやるつもりっぽいのだが、本当にあの原作のボリュームを1クールでやるつもりなのだろうか。なんだかんだで結構カットしづらい原作だと思うのだが。

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