や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

手袋

冬に備えて手袋を買いに行った。手袋といって思い出すのが、新見南吉の「てぶくろを買いに」である。私ぐらいの世代の人であれば、小学校の国語の教科書に載っているのを読んだことがある人もいるのではないだろうか。
新見南吉といえば「ごんぎつね」も有名である。「ごんぎつね」は人間と狐との奇妙な友情とも言える心のやり取りが非常に切ない作品だが、「てぶくろを買いに」は決して交わることのない人間と狐との交流を描いたいい話ではあるけれど、単純にハッピーエンドとは言い切れない作品である。
今日の日記のために本屋で立ち読みしたが、新見南吉の作品は小学生向きのコーナーにしか置いていないので、ちょっと気恥ずかしかった。