や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

快晴

今日は珍しくすこぶる快晴であった。以前、雨に合うゲームミュージックとして「エレベーターアクションリターンズ」の「Feedback Romance」を挙げたのだが、快晴の日に合うゲームミュージックはやはり「電脳戦機バーチャロン」の「IN THE BLUE SKY」を思い浮かべてしまう。ゲームミュージックの中でも珍しい解り易すぎる位のポジティブミュージック。文字通り、青空へ飛び立つ雄姿が目に浮かぶような楽曲である。もっとも、私は「EARTH LIGHT」がバーチャロンの中では最もお気に入りであるが。「EARTH LIGHT」は絶望の中でそれでも敵に立ち向かう姿を描いたような楽曲である。アファームドトンファーをまともに喰らった後などが最もマッチする瞬間である。
バーチャロンの楽曲の雰囲気は、それまでの他のセガ作品の楽曲とはやや印象が異なるような感じがする。SST Band、B-Univとサウンドチームが変わり、バーチャロンの時にはB-Univの名前すら見なくなったときなので、それまでの楽曲とは異なるカラーが出てもおかしくは無かったのかもしれない。
今思えば、この年代は他のメーカーのサウンドチームもだんだんその存在を薄くしていたような気がする。コナミ矩形派倶楽部はその名前をだんだん見なくなり、というかゲームサウンドから離れたサウンドを追求するようにもなっていたのか、「beatmania」の発売前後に名前を見ることはなくなってしまった。ZUNTATAはこの頃まだ元気だったが、今ではもう見る影も無い。何やらカラオケの打ち込みや着メロ作成が主な仕事になってしまっているらしいが、あまりにも儚い話である。バーチャロンの時がゲームミュージックの一つの転換期だったのだ。