や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

CAPCOM FIGHTING Jam

ようやくプレイした。やはり、私が思っていたよりも大分大人しいゲームになってしまったようだ。これなら「CAPCOM VS SNK2」の方がまだいい感じで壊れたゲームになっていたと思う。
再三述べてきたのだが、この手のゲームで下手にシステムだのバランスだのをじっくり吟味する必要があるのだろうかやや疑問である。本作のキャラ数は格闘ゲーム全般から見ても決して多くなく、タイトルとは裏腹にかなり登場キャラを絞り込んだような内容になっている。当然のことながら、非格闘ゲームキャラの格闘ゲームキャラへのでっち上げが行われていない。それではこのタイトルをつける意味はないし、わざわざ一作品としてリリースする意味が感じられない。同等あるいはそれ以上のコンセプトを持ったゲームが既にリリースされているからだ。
この手の格闘ゲームキャラへのでっち上げをやらせるとSNKはやはり上手い。KOFで培われたバランスはとりあえず置いておいて、とにかく詰め込んでしまえという考え方があったからこそ成功したと思う。そのKOFも、とにかく詰め込んでしまえ的思想がバッチリ嵌っていたのはKOF'94くらいだろう。KOF'94でのでっち上げ具合は見事としか言いようがない。その後の作品では格闘ゲームキャラへのでっち上げが全く行われていないのも残念である。一応KOF2000では隠しストライカーという形で多数のSNKキャラを取り入れてきたが、所詮はスポット参戦なので、KOF'94のときのパワーは感じられない。そういう意味では、KOF'94の存在は非常に大きい。功もあれば罪もあるのだが、あらゆる作品からキャラを集めようとしたその発想はお祭り騒ぎと呼ぶにふさわしいアイデアだった。カプコンもそこを見習って欲しかった。