今週の「松原忠司！」

初っ端で申し訳ないが、最初に一言。「新選組！」について書くときは大抵公式サイトをみるのだが、うっかり「あらすじ」をクリックしてしまい、あらすじを見てしまった。来週の。しかも放送前だってのに結構事細かにオチまで書いてあるんだよ。だから今週の主役は「松原忠司！」。
前々からドラマでも語られていたのだが、新撰組の隊士で入隊前に人を斬ったことがある人というのはあまり多くないし、まして人斬りに慣れている人なんてほとんどいないだろう。長州の志士を切ってしまい、その妻の生活ぶりをいつまでも気にしている松原に対して、私を含むマイナス思考人間の神であるはじめちゃんは「あんまり係わり合いにならないほうが良い」とアドバイス。不本意とはいえ、人を何度も斬っている人の言葉には経験に裏打ちされた説得力がある。斬るつもりはなかったとはいえ、自分の夫を切った人間を許すことは出来ないだろう。それを解っていれば、例え気になるとしても相手のことを思って相手の下に行くべきではないのだが、松原は行ってしまい、そして・・・この先は公式サイトのあらすじでも見れば？私は既に見てしまったのでやややさぐれ気味である。
その時沖田は「たんけん発見ぼくの屯所」。一緒に探検に行ってくれる人がいなくて「みんな変わっちゃったなぁ」と一言。この台詞が飛び出した瞬間、私の頭の中に「沖田総司＝ピーターパン」説が誕生。みんな大人になっていく一方で、一人だけ少年の心を忘れないピーターパン・総司。とても組長には見えない。
そんな総司と一緒に探検するのがワイルド＆セクシー左之助。確かに相方はもう彼しかいないと思う。彼もまた少年の心を持ち続けているピーターパン。ピーターパンとは呼びにくいが。ここにルックス差別炸裂。遅れて平助も登場。彼は伊東チープ太郎と再会してチープな心を埋め込まれたりしていないだろうか。これも腐ったミカンの方程式と言えるのだろうか。