や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

URBAN TRAIL(ナイトストライカー)

・この曲で印象的なのは、3曲もあるアレンジバージョンのどれもがオリジナルを越えていない点だろう。
ナイトストライカーは、SCITRON1500名盤シリーズの第4弾として初めて単体でのサントラ化を果たすことが出来た。このとき、URBAN TRAILのアレンジバージョンが3曲収録されていたが、そのどれもがオリジナルのクオリティに達していなかった。曲順的にもまさにアレンジ3曲が前座にしか感じられないほどであった。

・URBAN TRAILはナイストサウンドの基本である。この曲を最初のステージで聴かせることで、プレイヤーをナイストの世界へと誘う。URBAN TRAILを通過するからこそ、他の楽曲の魅力が際立ってくる。
・夜をより強調したダークな曲調が印象的な「Trance Parlent in Blue」、夜をイメージしているからこそ誕生した楽曲「Brain Worker」、「ma-gu-ni-vu」。URBAN TRAILに対するカウンターではないかと思える「Aquarius」、「Fly Away」。URBAN TRAILが始まりなら、それに対する収束的な楽曲である「Terarist」、「Burning Road」。全てがURBAN TRAILを中心として派生している。そして、「シ・メール」によって全てが完結する。

ZUNTATAのサウンドは独特な世界観を持っているが、ナイトストライカーの楽曲は、テーマが一貫しており、ゲームの世界観ともマッチしているという点で非常に稀有な存在である。この作品がもはやほとんど手の届かないところにいるのが残念でならない。こんな時代だからこそ、完全移植が望まれるところだ。タイトーにはソースコードは残っていないらしいが。あぁ、こんなときこそ「ゲームのるつぼ」の出番じゃないか。俺は待つ。