や16ぁ

やる気なんて初めから無かったんだなぁ

沙羅曼蛇について書きたくなった

ので書こうと思う。

・1987年に登場したグラディウスの続編(というか外伝)的な作品。グラディウスシリーズと違うのは横縦交互スクロールであること。そのためにミサイルが2方向に発射可能な上、上り坂を登るという高性能さを持っていること。

・そんなことはネットで検索すればいくらでも出てくる特徴である。それより最も重要なことは、登場からさまざまなプラットホームで移植されていながら、まともな移植をされるまでに10年かかったこと。これに尽きる。

・私が沙羅曼蛇に出会ったのは中学生くらいのころ、ファミコン版が最初だった。今思えば、これを沙羅曼蛇だと認識するのは大変恥ずかしく、切腹ものであるとさえ思うが、このときは何も知らないいたいけな中学生だったのでお許しいただきたい。
・その後、アーケード版攻略ビデオ(今は無きゲーメストの攻略ビデオ)を見てカルチャーショックを受ける。ファミコン版とぜんぜん違うじゃん!他の人がどういう意図で見ていたか知らないが、私は明らかにこのビデオを鑑賞していた。プレイが高次周だったこともあり、非常に芸術的な内容であった。達人プレイを美術品かのように鑑賞するガキ。なんか嫌だ。このとき、ファミコン版は実はライフフォースの紛い物なんじゃないの?と思うようになる。

・その後、PCエンジン沙羅曼蛇が発売される。PCエンジンの性能であればコナミはちゃんと移植してくれるに違いない!私はPCエンジンを購入した。沙羅曼蛇のために。同時期に発売されたSFC版のグラディウスIIIが楽しめる内容だった(移植度は別にして)ので期待した。
・火山面が2面にいきなり登場したり、3面のドラゴンが首だけだったり、ツタンカーメンがボスとして登場したりすることは一切無く、面構成、システムはアーケード版のまま。しかし、ラスボス強い。いや、強いっていうか、何攻撃してるんだよ!グラディウスの伝統として、ラスボスは弱くなければならないのに、こいつは中途半端に攻撃してきます。あぁ、なんだろう。このファミコン版ラスボスみたいなテコ入れは。

・いや、私はそれほどラスボスに対しては思い入れが無い。それよりもむしろ、ちゃんと2重スクロールできていないことのほうが重要だ。2重スクロールが重要な場面は4面と6面だ。何が重要かというと、ミサイルを画面奥に落とせるということだ。
・アーケード版沙羅曼蛇の4面と6面では、背景である画面奥のハッチからザコ敵が拡大しながら登場するという演出があり、このハッチを画面奥へ投下されるミサイルで破壊することができるのだ。また、敵基地の壁(背景)を破壊し、穴を開けることもできる。これがPCエンジン版ではできない…。バカヤロウ!俺は画面奥にミサイルを落とすためにPCエンジンを買ったんだッ!ちくしょう…。ちくしょうぅぅーーーっ!

・それから数年後、CD-ROMドライブ標準搭載32bitゲーム機(俗に言う次世代機)が世に出回り、ひとつの流行として昔のアーケードゲーム移植祭が起こっていた。グラディウスも例外ではなく、グラディウス1と2がカップリングされて移植された。つまり、沙羅曼蛇は飛ばされたわけだ。私は絶望した。もう沙羅曼蛇がまともに移植されることは無いだろうと思っていた。ジャンル:ときメモのゲームしか出さないようなメーカーが今更出すとはとても思えなかった。
・しかし、コナミはリリースした。それが「沙羅曼蛇デラックスパック+」である。沙羅曼蛇沙羅曼蛇2に加え、ライフフォースも同梱。というか、ライフフォースはおまけか?+なのか?私はセガサターン版を購入した。キター!画面奥にミサイル打ち放題!!待った甲斐があった。サイコー。沙羅曼蛇2も(音楽が)サイコー!ライフフォースも(Thunderboltが)サイコー!

・はぁ、すっきり。